「しょしってどういう意味?」
そんな疑問を持った方に向けて、この記事ではしょしの意味や使い方、どこの地域で使われるのかをわかりやすく解説します。
① 結論
しょしは、「恥ずかしい」「照れくさい」という意味の方言です。
主に青森県(津軽地方を中心)で使われ、照れたり気まずくなったときの気持ちをやわらかく表す言い方として親しまれています。
② 意味の詳しい解説
しょしは一言でいうと「恥ずかしい」ですが、標準語の「恥ずかしい」よりも、もう少し日常的で軽いニュアンスで使われることが多いです。
※「しょし」は漢字で書くことはほとんどなく、ひらがな表記が一般的です。
・標準語との違い
標準語の「恥ずかしい」は、
- 人前で失敗して恥ずかしい
- 体裁が悪くて恥ずかしい
- 褒められて恥ずかしい
など幅広い場面で使えますよね。
一方で青森の「しょし」は、特に
- 褒められて照れる
- 人に見られて気恥ずかしい
- ちょっと気まずい
といった、“照れ”や“気恥ずかしさ”寄りの場面でよく登場します。
・どんな場面で使うか
たとえば、誰かに「今日の服いいね!」と言われたとき。
素直に「ありがとう」と言いながらも、ちょっと照れてしまう。そんなときに「しょし」と言うと、気持ちがぴったりハマります。
また、何かを注目されてしまったときにも使いやすいです。
写真を撮られる、発表を見られる、噂をされるなど、「わぁ、見ないで…」みたいな感覚のときに自然に出ます。
・ニュアンス説明
しょしには、強い否定や怒りはあまりなく、どちらかというと
「照れるなぁ」「やめてけろ(やめてよ〜)」のような、やわらかい空気があります。
だからこそ、家族や友達同士の会話で使うと、場が和む言い方でもあります。
③ 使い方・例文
ここでは、日常でよくある使い方を例文で紹介します(標準語訳つきです)。
例文1
「んだば、そったにほめるな。しょしじゃ。」
(じゃあ、そんなに褒めないで。恥ずかしいよ。)
例文2
「みんなの前で言われで、しょしぐなった。」
(みんなの前で言われて、恥ずかしくなった。)
例文3
「写真撮るの?しょしからやめで〜。」
(写真撮るの?恥ずかしいからやめて〜。)
※会話では「しょしだ」「しょしじゃ」「しょしぐ(しょしく)なる」のように形を変えて使われることもあります。
④ ニュアンス・注意点
・悪口かどうか
しょし自体は悪口ではありません。
自分の気持ち(照れ・恥ずかしさ)を言う言葉なので、相手を傷つける意味合いは基本的にないです。
・ポジティブ/ネガティブ
どちらかというと中立〜ややポジティブ寄りです。
褒められて「しょし」と言うのは、照れながらも嬉しい気持ちが含まれていることが多いからです。
ただし、場面によっては
- 注目されて気まずい
- 変に目立って恥ずかしい
のように、少しネガティブな「気恥ずかしさ」になることもあります。
・使う際の注意点
青森県外の人には「しょし」が通じないことが多く、初めて聞くと意味が想像しづらいかもしれません。
県外の人と話すときは、「恥ずかしい(しょし)」のように標準語を添えると安心です。
また、かしこまった場面(仕事の会議や公式な挨拶など)では、方言として少しくだけた印象になることもあります。使う相手や場の雰囲気に合わせると自然です。
⑤ 他県での違い
「恥ずかしい」を表す方言は全国にいろいろありますが、「しょし」自体は青森県らしさが強い言い方です。
そのため、青森県外では同じ言い方が見つからない・通じにくいことが多いでしょう。
他県の人には、音だけ聞くと意味が分からず、別の言葉だと受け取られることもあります。
青森の会話では自然でも、県外では説明が必要になりやすい点は覚えておくと便利です。
津軽弁では「めぐせ(恥ずかしい)」という別の言い方もあり、場面によって使い分けられることがあります。

