「いだわしってどういう意味?」
そんな疑問を持った方に向けて、この記事ではいだわしの意味や使い方、どこの地域で使われるのかをわかりやすく解説します。
① 結論
いだわしは、「もったいない」「惜しい」「無駄にするのは気が引ける」といった意味で使われる方言です。
主に青森県で使われ、日常会話の中で“もったいない気持ち”を表すときに登場します。
② 意味の詳しい解説
いだわしは、何かを捨てたり、無駄にしたり、十分に活かせなかったりするときに出てくる言葉です。
標準語の「もったいない」とかなり近いですが、いだわしには惜しさや未練のニュアンスが乗りやすいのが特徴です。
標準語との違い
- 標準語の「もったいない」:節約・倫理感・無駄の否定など幅広い
- 方言の「いだわし」:惜しい気持ちが前に出る(まだ使えるのに…/まだ食べられるのに…)
特に、食べ物や日用品など「まだいけるのに捨てるのは惜しい」と感じる場面で使われやすいです。
どんな場面で使うか
- 食べ残しを捨てるとき
- まだ着られる服を処分するとき
- 余った材料や使いかけの物を捨てようとするとき
- せっかく用意したのに使わず終わったとき(時間・手間も含む)
「節約しよう」というより、まず“惜しい”が先に立つイメージだとつかみやすいです。
ニュアンス説明
いだわしは、相手を責める強い言い方というより、
「いや〜、それ捨てるのは惜しいなあ」みたいな、やわらかい感想として出ることが多いです。
とはいえ、言い方によっては「捨てるの?もったいないよ!」と軽い注意の意味にもなります。
③ 使い方・例文
会話では「いだわし!」と一言で言ったり、「それ、いだわしな」と形容のように言ったりします。
例文1
- 方言:まだ食べられるのに捨てるの、いだわし。
- 標準語訳:まだ食べられるのに捨てるの、もったいない。
例文2
- 方言:これ、ちょっと破げだだけだばって、いだわしぐて捨てられね。
- 標準語訳:これ、少し破れただけだけど、もったいなくて捨てられない。
例文3
- 方言:せっかく準備したのに使わねの、いだわしー。
- 標準語訳:せっかく準備したのに使わないの、惜しい(もったいない)。
食べ物・物・手間など、対象が何でも使えるのが便利です。
④ ニュアンス・注意点
悪口かどうか
悪口ではありません。
ただ、相手の行動(捨てる・使わない)に対して言う場合は、「もったいないよ」という軽い指摘に聞こえることがあります。
ポジティブ/ネガティブ
どちらかというとネガティブ寄り(残念・惜しい)ですが、
節約や大事にする気持ちを含むので、場面によっては前向きな価値観として受け取られます。
使う際の注意点
県外では通じにくいことが多いので、標準語圏の人には
「もったいない」「惜しい」と言い換えるのが安心です。
また、相手が気にせず捨てたいタイプの場合、「いだわし」と言うと少し口うるさく感じられることもあるので、言い方をやわらかくすると角が立ちにくいです。
⑤ 他県での違い
いだわしは青森県でよく使われる言い方で、他県では一般的ではありません。
そのため、他地域の人には意味が伝わらず、「どういう意味?」となりやすい言葉です。
一方で、「もったいない」に当たる表現は全国にありますが、言い回しは地域でいろいろです。
青森県内では意味の大きなブレは少なく、基本的に「もったいない」「惜しい」で理解して問題ありません。

