【うるでぁる】の意味は?どこの方言?使い方や例文をわかりやすく解説

岩手県

「うるでぁるってどういう意味?」 そんな疑問を持った方に向けて、この記事ではうるでぁるの意味や使い方、どこの地域で使われるのかをわかりやすく解説します。


① 結論

「うるでぁる」は、「あわてる・あせる」 という意味の方言です。主に岩手県で使われており、急いでいるときやパニックになったときなど、落ち着きを失っている状態を表す日常的な言葉です。


② 意味の詳しい解説

「うるでぁる」は、標準語の「あわてる」「あせる」にあたる方言です。時間に追われてバタバタしているとき、予想外の出来事に動揺しているとき、うっかり忘れ物をして焦っているときなど、冷静さを失って慌てふためいている状態を表す場面で使われます。

標準語の「あわてる」とほぼ同じ意味ですが、「うるでぁる」には実際にバタバタと動き回っているような、体の動きまで伝わってくるニュアンスがあります。頭の中だけで焦っているというよりも、実際に右往左往してしまっている様子がよく表れる言葉です。「うるででこまらねぁよに(あわてて困らないように)」というように、相手に注意を促す場面でもよく使われます。

岩手県の日常会話では馴染み深い言葉で、朝の忙しい時間帯や、急な来客があったときなど、生活の中のさまざまな場面で耳にする方言です。


③ 使い方・例文

例文1 「うるででこまらねぁよに、ちゃんとよーいしておげ。」 →(標準語訳)「あわてて困らないように、しっかりと用意しておきなさい。」

例文2 「うるでで忘れものこまったで。」 →(標準語訳)「あわてて忘れ物をして困ったよ。」

例文3 「そんなにうるでねぁくても、まだ時間あるがら。」 →(標準語訳)「そんなにあわてなくても、まだ時間があるから。」


④ ニュアンス・注意点

「うるでぁる」は悪口ではありません。自分や相手の状態を表す言葉であり、特にネガティブな攻撃性はありません。ただし、「あわてる」という行動自体がどちらかといえば望ましくない状態なので、使われる場面はポジティブというよりも「落ち着きなさい」「しっかり準備しておきなさい」という注意や忠告の文脈が多いです。

「うるでぁる」と言われたからといって怒られているわけではなく、「慌てないようにね」「焦らなくて大丈夫だよ」という親しみを込めた声かけとして使われることがほとんどです。日常的な場面でごく自然に使われる言葉なので、深刻なニュアンスはありません。

岩手県以外の方にはまず通じない言葉です。「うるでぁる」という響きは標準語のどの言葉とも似ていないため、初めて聞いた人が意味を推測するのはかなり難しいでしょう。


⑤ 他県での違い

「あわてる」を意味する方言は東北地方の各県にそれぞれ存在しています。青森県では「うるだぐ」、秋田県でも同じく「うるだぐ」が使われており、岩手の「うるでぁる」と同じ系統の言葉です。岩手県内でも地域によって「うるたぐ」という形で使う人もいます。いずれも「慌てる・あせる」の意味で、音は少し異なりますが使い方はほぼ同じです。

一方、東北地方でも福島県では「あっぱとっぱする」という、まったく異なる形の方言が使われます。同じ「あわてる」でも、県が変わると言い方がまるで違うのが東北方言の面白いところです。

東北地方以外ではまず通じません。「うるでぁる」という響きから「あわてる」を連想できる人はほぼいないため、県外の方に使う場合は説明が必要です。


⑥ 関連語

タイトルとURLをコピーしました