「ちょすってどういう意味?」
そんな疑問を持った方に向けて、この記事ではちょすの意味や使い方、どこの地域で使われるのかをわかりやすく解説します。
① 結論
ちょすは、主に北海道で使われる方言で、意味は「いじる」「さわる」「ちょっかいを出す」「(必要以上に)手を出す」といった感じです。
物や機械、人に対して「余計なことするな〜」というニュアンスで出ることが多い言葉です。
② 意味の詳しい解説
・標準語との違い
標準語で近い表現は、場面によって変わります。
- 物に対して:さわる/いじる/動かす
- 機械に対して:設定をいじる/勝手に操作する
- 人に対して:ちょっかいを出す/からかう
北海道の「ちょす」は、ただ触るだけではなく、“触らなくていいのに触る”とか、“いじって状況をややこしくする”みたいな雰囲気が出やすいです。
たとえば、せっかく整えたものを触って崩したり、頼まれてもいないのに手を出したりしたときに、
「ちょすな!」と言われるイメージです。
・どんな場面で使うか
よくあるのは、こんな場面です。
- 子どもがボタンを押しまくる、レバーを動かす
- 料理中に横から触ってくる(味見しすぎ、混ぜすぎなど)
- パソコンやスマホを勝手に操作する
- 友達にしつこく絡む、ちょっかいを出す
- 壊れそうなものをいじってしまう
日常の「あるある」にかなり強い言葉で、家庭内や友達同士の会話でよく出ます。
・ニュアンス説明
「ちょす」は、状況によってニュアンスが変わりますが、共通しているのは
- 余計に触ってる
- いじってる
- ちょっかい出してる
- やめてほしい
という気持ちが入っていることです。
なので、ふつうの「触る」よりも、ちょっと注意したりツッコんだりする感じが出ます。
優しく言えば冗談っぽく、強く言えば叱っているようにも聞こえます。
③ 使い方・例文
例文1
「それ、ちょすなって!壊れるべや」
(標準語訳:それ、いじらないで!壊れるでしょ)
例文2
「今設定してるんだから、ちょさないで」
(標準語訳:今設定してるんだから、触らないで)
例文3
「あいつ、すぐ人のことちょしてくるんだわ」
(標準語訳:あいつ、すぐ人にちょっかい出してくるんだよ)
④ ニュアンス・注意点
・悪口かどうか
言葉自体は直接の悪口ではありませんが、相手に向かって「ちょすな!」と言うと、
注意・叱りのトーンになるので、言い方によってはきつく聞こえます。
特に、年上の人や改まった場面では使いにくい表現です。
・ポジティブ/ネガティブ
基本はネガティブ寄りです。
「やめて」「余計なことしないで」という気持ちが含まれやすいからです。
ただ、友達同士で軽く「やー、ちょすなって〜(笑)」みたいに言う場合は、
そこまで強い意味にならず、ちょっとしたツッコミとして使われることもあります。
・使う際の注意点
- 道外の人には通じにくく、「ちょすって何?」となりやすい
- 強めに聞こえることがあるので、言い方(語気)に注意
- 文章だと意味が伝わりにくいので、必要なら「いじる」「触る」と言い換える
⑤ 他県での違い
「ちょす」は北海道でよく聞かれる方言ですが、北海道以外では日常語としてはあまり一般的ではありません。
そのため、他県の人に使うと通じにくく、標準語の「ちょす(=からかう?)」のように誤解されることもあります。
また、似たような意味でも地域によっては別の言い方をするため、
道外で使うなら「いじる」「触る」「ちょっかい出す」などに置き換えるほうが無難です。

