「ばくるってどういう意味?」
そんな疑問を持った方に向けて、この記事ではばくるの意味や使い方、どこの地域で使われるのかをわかりやすく解説します。
① 結論
ばくるは、主に北海道で使われる方言で、意味は「交換する」「取り替える」です。
北海道以外でも、東北の一部で同じ意味で使われることがあります。
② 意味の詳しい解説
・標準語との違い
標準語で言うと、だいたい次の言葉に置き換えられます。
- 交換する
- 取り替える
- 交換してもらう(取り替えてもらう)
ただ、北海道の会話での「ばくる」は、かたい言い方の「交換する」よりも、もう少しくだけた感じで、日常的にポンと出てくるのが特徴です。
特に、友達同士や家族の会話で「それとそれ、ばくろう」「席ばくって」みたいに使われます。
・どんな場面で使うか
「ばくる」は、いろんな“取り替え”で使えますが、よく出るのはこんな場面です。
- お菓子やおかずを交換するとき
- トレカ・シール・小物などを交換するとき
- 席や場所を入れ替えるとき
- 道具を別のものと取り替えたいとき(大きいハサミ→小さいハサミ、など)
つまり、かしこまった場よりも、生活の中の「ちょっと取り替えたい」「それと交換したい」という場面で活躍する言葉です。
・ニュアンス説明
「ばくる」には、単なる交換というよりも、
- 気軽に交換する
- 友達同士で取り替えっこする
- 同じくらいの価値のものを入れ替える
みたいな雰囲気が出やすいです。
たとえば、役所の手続きみたいな場面で「交換する」と言うのは自然ですが、そこで「ばくる」と言うとかなりカジュアルに聞こえます。
また北海道では、「ばくりっこ(交換し合う)」のように、会話の中で言い方が変化して出てくることもあります。
③ 使い方・例文
例文1
「そのジュースと、こっちのとばくる?」
(標準語訳:そのジュースと、こっちのを交換する?)
例文2
「ごめん、席ばくってくれない?」
(標準語訳:ごめん、席を替わってくれない?/席を入れ替えてくれない?)
例文3
「そのカード、オレのとばくろうや」
(標準語訳:そのカード、俺のと交換しようよ)
※「ばくって(ばくる+て形)」「ばくろう(誘う形)」など、形を変えてよく使われます。
④ ニュアンス・注意点
・悪口かどうか
悪口ではありません。
「交換する」「取り替える」という意味なので、誰かをけなす言葉ではなく、日常の行動を表す言葉です。
・ポジティブ/ネガティブ
どちらかというとニュートラルです。
ただ、言い方によっては「(勝手に)取り替えた」「(無断で)入れ替えた」みたいに聞こえることもあるので、状況次第では注意が必要です。
・使う際の注意点
一番の注意点は、道外だと通じにくいことです。
北海道の感覚で「席ばくって」「そればくろう」と言うと、相手が「え?なにそれ?」となりやすいです。
道外の人と話すときは、次のように言い換えると伝わりやすいです。
- 交換して
- 取り替えて
- 席替わって(席を代わって)
- 入れ替えて
⑤ 他県での違い
「ばくる」は北海道のイメージが強いですが、資料では東北地方の一部(青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島の一部など)でも「交換する」の意味で使われることがあるとされています。
ただし、全国共通ではないので、地域によってはまったく伝わりません。
また、同じ地域でも世代や家庭によって使用頻度が違うこともあるため、「通じたらラッキー」くらいに思っておくと安心です。

